for PlayStation2

Title

鬼武者【カプコン】

Story

明智光秀の甥にあたる「明智左馬介」は、自分の腕のみで世を渡る武芸者である。光秀より「織田信長暗殺」の依頼を受けた左馬介は、見事、任務を達成し、信長殺害に成功する。そして、戦は終結したかに見えた。しかし、信長は人外の化け物「幻魔」の力により魔性の力を得て復活。再び、日本を恐怖のどん底に陥れる。左馬介は、下級幻魔と相対するが、為す術もなく地に伏せる。姫を奪われ、自らも瀕死の傷を負った左馬介は、生死の境目で謎の声を聞き、幻魔に対抗できる武器「鬼の篭手」を与えられる。ただ幻魔を殺し魂を喰らう異形の篭手を身に着けた左馬介は刀を手に、異界と化した稲葉山城に駆ける…。

操作性はバイオそのものな3DACT。銃が刀に、遠距離戦が近距離戦に。あとは、金城武の独壇場。

Feel

「バイオハザード戦国版ライクな金城武プロモーションビデオ」。爽快感+金城感+リアル感はかなりのもの。

・やや、やる気のなさそうな金城(左馬介)
・ちょっと舌ッ足らずな金城(左馬介)
・英語が得意、国際派な金城(左馬介)
・カメラ角度は斜め顔アップかつ上向き気味が好きな金城(左馬介)
・パンダの着ぐるみを華麗に着こなす金城(左馬介)

とにかく、金城が出っ放し!…まあ、主人公だからそうなんだけど。
中身の方は、バイオを綺麗にして武器を刀にした感じで、面白い。

だけど、肝心のストーリーがイマイチ。金城の台詞も、ありきたりな上にとんちんかんで、イーシャンテン。

例えば、こんなシーン(CGムービー)。

1.幻魔(化け物)にやられそうな左馬介ピンチ!
2.颯爽と助けにくる、くのいち「左馬介、ココに爆薬を仕掛けたわ!早く脱出するわよ!(意訳)」
3.即座に大爆発!…そして、爆発で殺られる幻魔。
4.左馬介とくのいちは、ジャンプ一番大脱出。
5.しかし、なぜか、かなりの重体のくのいち(ジャンプの時に、失敗でもしたのだろうと推測される)。
6.左馬介のアップ(少し上向き気味で)。「…幻魔め!ゆるさねぇ!!」

………はい?幻魔?
自分で仕掛けた爆薬で、自分で怪我しておいて、相手の責任にするという言語道断な行動に出る左馬介こと金城武。
流石、国際派スターは違うなぁ。まあ、これは極端な例だとしても、同じような疑問点が次々と出てくる。
謎の少年は謎のまま終わるし、オープニングであれだけ顔を出しまくった信長は顔を見せただけで戦いもしないし。
ラストも金城がスーパーサイヤ人になった時は、てっきりあのまま戦えると思っていたのになぁ…残念。

まあ、ストーリーを除いてアクションゲームとして見ると、バサバサ斬りまくり、殺しまくりのかなり気持ち良い操作性と爽快感はあるので「金城ファン」「バイオが好き」「殺陣が得意」「刀マニア」「パンダ好き」なら、楽しめるゲームだろう。

ただ、アクション性が結構高いので、前提としてアクションゲームがある程度出来る人向けデス(イージーモードもあることはあるが)。

Favor

左馬介(パンダ…これに尽きる)

Point

81点(技術力(金城感の出し方)はスゴイ。製作中の2に期待…か?)

Review Date:2001/04/05
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